シャドーボックスとは、絵柄を切り抜き、何枚も貼り重ねて立体感や奥行き感を出し、新たな命を吹き込むアート。作品に光を当てると影〜シャドーができることからこの名がついたといわれている。
起源は17世紀ヨーロッパの貴婦人の間で流行した「デコパージュ」。その後アメリカに伝わってアレンジされ、立体の絵を額縁に入れる現在の姿になったそうだ。
大橋禾苗は、この「光と影の芸術」を、30年前日本に紹介し広めた第一人者の一人。その日から今日まで先頭を走り続けている。
日本ではまだあまり知られていないシャドーボックス。
大橋は「シャドーボックスを手工芸のジャンルから芸術の域にまで高めること」が人生の目標だと瞳を輝かせる。
シャドーボックスアーティスト
神戸生まれ。ご主人の転勤でニューヨーク滞在中にシャドーボックスと出会い習得。
帰国後、東京にて「シャドーボックスはなみずき」を設立主宰。沢山の講師を育成、1994年に本部を兵庫県川西市に移し、東京、神戸、京都、名古屋教室を順次独立させる。
ミケランジェロやラファエロの絵を好み、斬新な絵を使って大作に挑戦。作品は海外、特にヨーロッパ等で高い評価を得ている。
AMSC (スペイン)本部「グランコレクショナブル賞」、海外芸術交流協会「イタリア本部最高賞」、カルーゼル・ドゥ・ルーブル「グランプリ」、「トリコロール芸術平和賞」ほか国内外で受賞多数。2005年には日仏芸術親善大使に認定されている。