山田卓司「家族」(2000年)
H300 × W450 × D320mm

作品集「情景王」用に作り起こした作品です。担当編集者から“自画像”はどうか? と提案され、アメリカのイラストレーター、ノーマン・ロックウェルの描いた、氏自身がキャンバスに向かう自画像を連想して、“私自身が机に向かい作品を製作中のジオラマ”といたしました。スケールは1/6ですが、机上の作品はさらにその1/6に縮小され、その机の上には…と言った構成です。(山田)<“OLD DAYS BUT GOOD DAYS”株式会社ホビージャパンより>

山田卓司「 すべてが大きく見えた頃」(2000年)
H550 × W755 × D505mm

2000年テレビ東京「TVチャンピオン・第7回プロモデラー王選手権」優勝作品。この時のテーマは“勇気”。子供の頃に見たアメリカの雑誌「LIFE」の写真集に掲載された写真が元イメージで、怖そうな犬の側に転がってしまった妹のボールを取りに行く、頼もしいお兄ちゃんの物語としました。「TVチャンピオン」では昭和の頃をモチーフにした作品ばかり作ってきましたが、「またか」と言われるのを承知で、敢えてこの時代にしました。私自身が作りたい気持ちが強いこともありますし、子供たちのピュアな物語を描くには、この時代は都合が良いと感じたからです。(山田)<“OLD DAYS BUT GOOD DAYS”株式会社ホビージャパンより>


ジオラマアーティスト

1959年(昭和34年)静岡県浜松市に生まれる。幼い頃より模型工作を趣味とし、中学時代には地元のデパートで行われた模型コンテストで毎年入賞。高校時代には模型同好会を発足、社会人の模型サークル「ダス・ライヒの会」設立にも参加する。
1978年に上京、日本工学院専門学校に入学。在学中に模型雑誌『月刊ホビージャパン』に執筆を始める。卒業後は工業模型製作会社にて、原子力プラントや工業模型の製作に従事。
1987年、浜松市に戻りフリーのプロモデラーとして活動開始。模型雑誌で作品を発表する傍ら、商品原型、イベント用情景を製作。静岡、浜松、鳥取、沖縄などでジオラマ作品展を開催、模型教室の講師、テレビ出演など多数。
<主な受賞歴>
1980年 「第8回タミヤ人形改造コンテスト」金賞
1988年 「第16回タミヤ人形改造コンテスト」金賞
1994年 テレビ東京「TVチャンピオン」第1回全国プロモデラー王選手権優勝
1995年 テレビ東京「TVチャンピオン」第2回全国プロモデラー王選手権優勝
     「ユーロ・ミリテール」(英国)情景部門金賞
1998年 テレビ東京「TVチャンピオン」第5回全国プロモデラー王選手権優勝
1999年 テレビ東京「TVチャンピオン」第6回全国プロモデラー王選手権優勝
2000年 テレビ東京「TVチャンピオン」第7回全国プロモデラー王選手権優勝

 浜松ジオラマファクトリー

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