2016.6.29

あと9日です、「神の手●ニッポン展@名古屋」まで。 本日は参加アーティストの中から、遠近法の匠・島木英文さんを紹介します。

今回、島木さんは初公開作品1点を含む全21作品を展示します。

中でもメインとなるのは、「斜陽館(太宰治記念館)」でしょう。

 

05斜陽館-1

05斜陽館-2

 

手前を1/20、一番後ろを1/42とする遠近法の粋を集めてつくられたこの作品は、TVでも取り上げられ大きな話題となりました。見ていると空間の中に吸い込まれそうになります。

 

なお、こちらのリンクからその番組を見られるようです。島木さんは40分過ぎから登場します。

>マツコ&有吉の怒り新党【新3大…こだわりがハンパないドールハウス】2月10日放映
http://video.9tsu.com/video/マツコ&有吉の怒り新党【新3大…こだわりがハンパないドールハウス】2月10日

 

スクリーンショット 2016-06-28 16.13.09

 

 

もう一つの注目作は、原爆で失われた広島の商屋を再現した2作品でしょう。
原爆で失われた記憶#1 広島県広島市猿楽町「田中食料品店」

 

09猿楽町田中食料品店-2
原爆で失われた記憶#2 広島県広島市中島町「大正屋呉服店」

 

10大正呉服店-1*着物・和装小物や人形を製作しているのは奥様の啓子さんです。啓子さんは名古屋が元地元だそうです!

 

島木さんは述べています。
「広島の原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)の東側一帯は「猿楽町」と呼ばれ、旅館や商店が軒を連ねる賑やかな地区でした。その日常が1945年(昭和20年)8月6日に投下された一発の原子爆弾によって一瞬のうちに消滅したのです。その失われた町並みを生存者からの聞き取り調査を中心にCGで再現していたのが広島のナック映像センターで、代表の田邊雅章氏と出会い、CGの建物を立体化するプロジェクトがスタートしました。

 

製作を進めていくうち、復元、再現という言葉では、今一つ物足りないというか、伝えきれない思いが生じてきました。復元模型というと、どうしても資料館や博物館に展示されている模型をイメージしてしまいます。

 

そんな時、ふと蘇生(生き返ること)という言葉が浮かんできました。模型を見る人が、その時代、その場所に存在していた生活、文化、何よりもそこに生きていた人の気配まで蘇らせてもらえれば…」

 

また、撮影することができるエントランスに飾られる作品については「未定」と言います。「現地でスペースを見てから決めるつもり」だそうです。さて、どの作品が撮影可能になるのでしょうか?

 

また島木さんが開場入りし、作品紹介や思い入れ、苦労話までを語るギャラリートークは、以下のスケジュールで予定しています。ファンの方はぜひ。
7/ 8(金)14時~
7/ 9(土)①13時~ ②15時~
9/ 4(日)14時~
※都合により変更となる場合がありますこと、予めご了承ください。なお、島木さん曰く「7/10(月)・ 7/11(火)も(ギャラリートークはありませんが)会場にいる」予定だとか。

 

下記写真は@新潟でのギャラリートークの様子です。

IMG_8061

 

島木さんの作風や作品を紹介したYouTube動画もぜひご覧ください。(数分です)
https://www.youtube.com/watch?v=cIGm3DhTI38

 

お得な前売券もまだ間に合います。
http://tokai-tv.com/events/kaminote/

 

明日は、立体切り絵のプリンセス・SouMaさんを紹介します。


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